猫を寄せ付けない「猫よけ」対策

猫の習性

 

 

飼い猫、野良猫問わず、猫による被害に悩まされる家も多いのではないでしょうか。ただ、何事にも理由や根拠があるように、人間から見ればただの迷惑行為でしかない猫の行動にも、理由と根拠が存在するのです。

 

難しいところが人間と違って嫌がらせ目的ではなく、猫自身の習性によるものや生存本能によるものという点です。そのことからも、猫の習性を知ってから猫よけの対策を考えれば、より効果的な猫よけ対策をとることができるでしょう。

 

猫の特徴として縄張り意識がとても強いことと、学習能力があることがあげられます。「犬は人につき猫は家につく」といわれるように、猫は自分のテリトリーにとても執着する習性を持つ動物なので、猫よけ対策をするのには、かなりの根気を必要とします。

 

追い払っても追い払っても戻って来ます。猫があちこちマーキングをして歩くのは、自分の縄張りを他の猫たちに知らしめるためもありますが、人と同じようにえさを食べる場所、トイレをする場所、昼寝をする場所など、毎日の生活の中の行動は一定の行動範囲の中で行われていて、一回決めた場所にとても執着するのです。

 

また、一度えさを与えると、当然のように庭などに入ってきて歩き回ったり、車のボンネットや屋根に上ったり、おしっこをしたり、糞をしたりといった行動をとることが多いようです。